ChatGPTのカスタム指示とは?2026年最新の活用法を解説
ChatGPTのカスタム指示は、AIに応答のルールや背景情報を事前に設定できる機能です。
これにより、あなたの「専属AIアシスタント」としてパーソナライズできます。
2026年現在、AIが日常業務に不可欠な存在となった今、このカスタム指示を使いこなせるかどうかが、生産性を大きく左右する鍵と言えるでしょう。
例えば、あなたがSNS運用担当者なら、毎回「あなたはフレンドリーな口調のSNSマーケターです」と指示するのは非効率ですよね。
カスタム指示にあなたの職業や目的、AIに求める役割を一度設定してしまえば、ChatGPTはその情報を記憶し、すべての会話で自動的に反映してくれます。
これは単なる時短機能ではなく、AIとの対話の質を根本から引き上げる、いわば「AIの育て方」の基本なのです。
カスタム指示で何ができる?毎回同じ指示をする手間を削減
カスタム指示の機能は非常にシンプルで、主に2つの入力欄で構成されています。
「ユーザーについてAIに伝えたいことは?
」と「AIにどのように応答してほしいですか?
」の2つです。
ここにあなたの情報を書き込むだけで、ChatGPTはあなた専用のアシスタントへと変貌します。
最初の入力欄には、あなたの職業、役職、事業内容、目標、文体の好みといった背景情報を入力します。
例えば「株式会社S.Lineの代表で、SNS総フォロワー17万人の岡田颯太です。
主な業務はAI活用のコンサルティングで、専門的な内容を初心者にも分かりやすく伝えることを得意としています」のように、具体的なプロフィールを設定するのが効果的です。
これにより、ChatGPTはあなたの立場や文脈を理解した上で回答を生成するようになります。
そして、2つ目の入力欄では、AIに求める応答スタイルやフォーマットを具体的に指示します。
「常にプロの編集者として振る舞ってください。
回答は必ず箇条書きで構成し、重要なポイントは太字で強調すること。
結論から先に述べるPREP法を意識してください」といったルールを設定できます。
これにより、生成される文章の品質が安定し、手直しする手間が大幅に削減されるでしょう。
カスタム指示は、いわばChatGPTに対する「自己紹介」と「取扱説明書」です。
これを設定するだけで、毎回のプロンプト入力を大幅に短縮し、AIとのコミュニケーションをよりスムーズで効率的なものに変えることができます。
思考のノイズが減り、本来集中すべきクリエイティブな作業に専念できるでしょう。
なぜ今カスタム指示が重要なのか?AIのパーソナライズ化
2026年、生成AIは単なる「便利な検索ツール」から、個々のユーザーに寄り添う「パーソナルな知的生産パートナー」へと進化を遂げています。
もはや、誰もが同じ初期設定のAIを使う時代は終わりました。
自分だけの使い方に合わせてAIを最適化する「パーソナライズ」こそが、AI活用の最前線であり、その中核を担うのがカスタム指示なのです。
パーソナライズされたAIは、あなたの思考のクセや業務内容を深く理解し、かゆいところに手が届くような的確なサポートを提供してくれます。
これは、まるで長年連れ添った優秀なアシスタントを雇うようなもの。
顧客満足度の向上や競合との差別化に直結するため、ビジネスの世界ではAIのパーソナライズが競争優位性を生む重要な要素となっています。
私、岡田颯太も、SNS投稿の企画立案から台本作成、さらには社内ドキュメントの整備に至るまで、あらゆる業務でカスタム指示を徹底的に活用しています。
例えば、「群馬大学教育学部出身の経験を活かし、難しい数学の概念を比喩に使って解説するスタイル」を指示することで、私ならではのオリジナリティあるコンテンツをAIと共創しているのです。
結果として、コンテンツ作成時間は平均で30%以上も削減され、より戦略的な業務に時間を割けるようになりました。
無料版と通常利用(ChatGPT Plus)での違い
結論から言うと、カスタム指示の基本機能は無料版のChatGPTでも利用可能です。
これは非常に大きなポイントで、コストをかけずにAIのパーソナライズを始められることを意味します。
まずは無料版でカスタム指示の便利さを体験し、自分の業務にどれだけインパクトがあるかを見極めるのが良いでしょう。
ただし、無料版と通常利用(ChatGPT Plus)では、その効果の及ぶ範囲に違いが出てきます。
最大の違いは、利用できるAIモデルの性能です。
通常利用では、GPT-4oのようなより高性能で文脈理解能力に優れた最新モデル上でカスタム指示が機能するため、回答の精度や質が格段に向上します。 複雑な業務分析や専門的な文章作成など、高度なタスクを任せるほど、その差は顕著に現れるでしょう。
さらに、通常利用ではWebブラウジング機能やDALL-E 3による画像生成、高度なデータ分析といった機能とカスタム指示を連携させることが可能です。
例えば、「私の指定するブランドカラー(#0A1428)を基調とした画像を生成して」といった指示を記憶させ、デザイン業務を効率化することもできます。
このように、ビジネスでAIを本格的に活用し、生産性を最大化したいのであれば、通常利用への投資は非常に高いリターンが期待できると言えます。
カスタム指示には、各入力欄に1,500文字という文字数制限があります。 これは無料版・通常利用で共通の仕様です。
そのため、あまりに多くの情報を詰め込みすぎると、かえって指示が曖昧になる可能性があります。
最も重要で普遍的なルールに絞って設定し、タスク固有の細かい指示は都度プロンプトで与えるのが賢い使い方です。
【簡単3STEP】ChatGPTカスタム指示の基本的な設定方法

ChatGPTのカスタム指示は、アカウントを持つユーザーなら誰でも無料で利用できる基本機能です。
PCとスマートフォンの両方から、わずか3ステップで簡単に設定できるため、ぜひこの機会にマスターしましょう。
PC(ブラウザ版)での設定手順
まずは、最も利用者が多いPCのブラウザ版での設定方法から解説します。
普段、パソコンでChatGPTを使っている方は、この手順に沿って設定を進めてみてください。
画面の指示に従うだけなので、数分もあれば完了するでしょう。
具体的な手順は以下の通りです。
最初にChatGPTにログインした状態から始めます。
左下の自分のアカウント名が表示されている部分をクリックしてください。
- メニューを開く
ChatGPTの画面左下にある、あなたのアカウント名(メールアドレス)をクリックします。
すると、メニューがポップアップで表示されるでしょう。 - 「カスタム指示」を選択
メニューの中から「Custom instructions(カスタム指示)」という項目を見つけて選択します。
これをクリックすると、設定用の専用画面が開きます。 - 指示を入力して保存
設定画面には2つの入力ボックスが表示されます。
上のボックスには「ChatGPTにあなたについて知っておいてほしいこと」、下のボックスには「ChatGPTにどのように応答してほしいか」を具体的に入力し、最後に「Save(保存)」ボタンを押せば設定完了です。
たったこれだけの手順で、今後のチャットすべてにあなたの指示が反映されるようになります。
例えば、上のボックスに「私はSNS運用の専門家です」と入力し、下のボックスに「常にプロフェッショナルな視点から、具体的なアクションプランを提示してください」と設定することが可能です。
これにより、毎回同じ自己紹介をする手間が省けるのです。
スマホアプリ(iOS/Android)での設定手順
次に、スマートフォンアプリ(iOS/Android共通)での設定手順を解説します。
外出先や移動中でも手軽に設定を変更できるのが、スマホアプリ版の大きなメリットです。
基本的な流れはPC版とほとんど変わりません。
アプリ版では、メニューの場所が少し異なる点にだけ注意してください。
アイコンをタップしていく直感的な操作で、誰でも簡単に行えます。
以下のステップで進めていきましょう。
- メニューを開く
ChatGPTアプリを起動し、画面左上にある三本線のメニューアイコン(ハンバーガーメニュー)をタップします。 - アカウント名から設定へ
メニューが開いたら、一番下に表示されている自分のアカウント名をタップします。
アカウント設定の画面に移動するので、その中から「Custom instructions(カスタム指示)」を選択してください。 - 指示を入力して保存
PC版と全く同じ2つの入力ボックスが表示されます。
それぞれに必要な情報を入力し、右上の「Save(保存)」をタップすれば設定は完了です。
このように、スマホアプリからでもPC版と遜色なくカスタム指示を活用できます。
例えば、通勤中にSNS投稿のアイデアを練りたい時など、その場の状況に合わせて指示を微調整するといった使い方も非常に便利です。
一度設定してしまえば、PCとスマホで設定内容が同期される点も覚えておきましょう。
設定したカスタム指示を一時的にオフにする方法
カスタム指示は非常に便利な機能ですが、時には意図的に無効化したい場面も出てきます。
例えば、全く異なるテーマのブレインストーミングをしたい時や、AIの純粋な応答が見たい時などが考えられるでしょう。
そんな時のために、設定を一時的にオフにする方法も用意されています。
この操作も非常に簡単で、設定を削除する必要はありません。
必要な時だけオン・オフを切り替えられるため、柔軟な使い分けが可能です。
PC版とスマホアプリ版、それぞれの方法を説明します。
PC(ブラウザ版)の場合:
先ほどの設定画面(アカウント名 → Custom instructions)を開きます。
入力ボックスの下部に「Enable for new chats」というトグルスイッチがあります。
このスイッチをクリックしてオフ(灰色)にすれば、以降の新規チャットではカスタム指示が無効化されます。
スマホアプリ(iOS/Android)の場合:
こちらも同様に設定画面(メニュー → アカウント名 → Custom instructions)を開きます。
画面上部に「Enable for new chats」のトグルスイッチがあるので、これをタップしてオフにするだけです。
再度有効にしたい場合は、同じスイッチをオンに戻すだけで済みます。
この切り替え機能を活用することで、カスタム指示で普段の業務を効率化しつつ、時には設定にとらわれない自由な対話を楽しむことができます。
用途に応じて使い分けるのが、ChatGPTを最大限に活用するコツと言えるかもしれません。
カスタム指示を使いこなすための2大要素と書き方のコツ
カスタム指示は「あなたについて」と「応答方法」の2項目で構成され、AIにあなたの背景と期待する役割を事前に伝える機能です。
これを使いこなすことが、ChatGPTとの対話を劇的に効率化する鍵となります。
この2つの入力欄は、いわばChatGPTという超優秀な新入社員に行う「自己紹介」と「業務指示」のようなものです。
最初に丁寧なオリエンテーションを行うことで、その後のコミュニケーションコストが大幅に削減できるでしょう。
私、岡田もSNS投稿のアイデア出しでカスタム指示を多用していますが、この2つの設定を最適化するだけで、生成される文章の質が体感で2倍以上になりました。
まるで、こちらの意図を完璧に理解してくれる専属アシスタントを雇ったかのような感覚です。
それでは、それぞれの項目で何をどのように書けば良いのか、具体的なコツを詳しく見ていきましょう。
①「あなたについて」:AIに伝えるべきあなたの背景情報
「あなたについて、ChatGPTが知っておくべきことは何ですか?
」という項目には、あなたの職業や目的、専門性など、AIが応答をパーソナライズするために必要な背景情報を記述します。
ここを具体的に書くことで、ChatGPTはあなたの置かれている状況や文脈を深く理解し、より的確な回答を生成できるようになるのです。
例えば、あなたが「SNSマーケター」であることを伝えれば、マーケティング関連の質問に対して、より専門的で実践的な視点からの回答が期待できます。
逆に、ここが空欄だと、ChatGPTは一般的な知識に基づいた当たり障りのない回答しかできません。
あなたの「分身」として働いてもらうためにも、自己開示は非常に重要です。
「あなたについて」に含めるべき情報例
- 職業・役割:SNSコンサルタント、Webライター、個人事業主など
- 専門分野・得意領域:Instagramのアルゴリズム分析、SEOライティング、AIを活用した業務効率化
- 目標・目的:SNSフォロワーを1年で10万人にする、ブログで月収30万円を達成する
- 知識レベル:AIに関しては初心者、プログラミングは中級レベル
- 価値観・信念:再現性を重視する、読者ファーストのコンテンツ作りを心がけている
- 使用するツールや環境:WordPress(SWELL)、Canva、Claude 3 Opus
これらの情報を組み合わせることで、ChatGPTは「あなたは再現性を重視するSNSコンサルタントで、AI初心者を対象にInstagramフォロワーを増やす方法を発信している」という詳細なユーザー像を構築します。
これにより、以降のすべての対話が、その文脈に沿って最適化されていくのです。
②「どのように応答してほしいか」:AIの役割や出力形式を定義
「ChatGPTにどのように応答してほしいですか?
」の項目では、AIに期待する役割(ペルソナ)、文章のトーン、出力形式、思考プロセスといった具体的な応答ルールを定義します。
こちらは、AIの能力を最大限に引き出すための「取扱説明書」を作成するような作業だと考えてください。
例えば、「プロの編集者として、厳しい視点で文章を校正してください」と役割を与えるだけで、生成物のクオリティは格段に向上します。
また、「必ずマークダウン形式で出力してください」と指定すれば、ブログ記事へのコピー&ペーストが非常にスムーズになるでしょう。
細かな指示が、後々の作業効率を大きく左右するのです。
避けるべき曖昧な指示の例
- 「いい感じにして」→ 何を基準に「いい感じ」なのかが不明
- 「分かりやすく説明して」→ 誰にとっての「分かりやすさ」なのかが定義されていない
- 「クリエイティブなアイデアを出して」→ 制約条件がないため、発散しすぎて実用性のないアイデアになりがち
上記のような曖昧な指示では、AIもどう応答すべきか迷ってしまいます。
具体的かつ明確な制約を与えることが、AIから質の高いアウトプットを引き出す秘訣です。
プロンプトエンジニアリングの基本原則を応用する
カスタム指示を効果的に書くことは、すなわち優れたプロンプトを作成することと同義です。
そのため、プロンプトエンジニアリングの基本原則を応用することで、カスタム指示の質をさらに高めることができます。
特に重要なのが、以下の4つの原則です。
- 明確性と具体性:曖昧な表現を避け、「誰が」「何を」「どのように」を明確に記述します。
「面白い投稿」ではなく、「20代女性向けの美容情報を、ユーモアを交えつつ300字以内で紹介する投稿」のように具体化しましょう。 - 役割付与(ペルソナ設定):AIに特定の専門家やキャラクターの役割を与えることで、その視点に基づいた一貫性のある応答を引き出します。
「あなたはSNS総フォロワー17万人のインフルエンサー、岡田颯太です」と設定するのも有効なテクニックです。 - 制約条件の提示:文字数、出力形式、含めるべきキーワード、使用禁止の言葉などを指定します。
制約を与えることで、AIの創造性が特定の方向に集中し、より望ましいアウトプットが生まれやすくなります。 - 思考の連鎖(Chain of Thought):複雑な要求をする際は、「ステップ・バイ・ステップで考えてください」と指示することで、AIは論理的な思考プロセスを経て回答を導き出すため、精度が向上します。
この手法は、特に戦略立案や問題解決の場面で効果を発揮します。
これらの原則を「あなたについて」と「応答方法」の両方の欄に盛り込むことを意識してみてください。
例えば、「あなたについて」の欄で自身の役割を明確に定義し、「応答方法」の欄でAIに補完的な役割を与え、具体的な制約を課すといった使い方が考えられます。
カスタム指示は一度設定すれば終わりではなく、対話を重ねながら継続的に改善していくことが重要です。
【コピペOK】SNS運用が捗るChatGPTカスタム指示の設定例5選
ここではSNS運用を劇的に効率化する、具体的なカスタム指示の設定例を5つ紹介します。
ターゲットの心に響く投稿作りから面倒なリサーチ作業まで、AIを頼れる相棒に育てていきましょう。
Instagram投稿文(フィード・リール)作成用
Instagram運用では、世界観の統一と共感を呼ぶキャプションが重要です。
特にフィード投稿やリール動画の台本作成は時間がかかる作業ですが、カスタム指示を使えば質を保ちながら大幅に時短できます。
ターゲットの心に刺さる言葉選びや、最適な構成をAIに任せてみましょう。
このカスタム指示では、ペルソナ(ターゲット顧客像)を深く理解させ、その人物が抱える悩みや欲求に寄り添った文章を生成させることが目的です。
絵文字の使い方や改行のスタイルまで細かく指定することで、あなたのアカウントらしい「生きた文章」が生まれます。
▼Instagram投稿文作成用のカスタム指示プロンプト例
# 命令書
あなたは、Instagramマーケティングを専門とするプロのライターです。以下の制約条件とペルソナ設定に従って、ユーザーが入力したテーマに関する投稿文を作成してください。
# 制約条件
・投稿形式: フィード投稿のキャプション、またはリール動画の台本
・トーン: 親しみやすく、共感を誘うような語り口
・構成:
1. 冒頭文(問題提起や結論ファーストで引きつける)
2. 本文(具体的な解決策やノウハウを3〜5つのポイントで解説)
3. まとめ(行動を促す一文)
4. ハッシュタグ(関連性の高いものを10個提案)
・文字数: キャプションは300〜500文字、リール台本は200文字程度
・その他: 箇条書きや絵文字(各投稿で3〜5個)を効果的に使用し、視覚的に読みやすい文章を作成する。改行を多用して余白を作る。
# ペルソナ設定
・ターゲット: 20代後半の女性、都内で一人暮らしの会社員
・悩み: 仕事とプライベートの両立、将来への漠然とした不安、自己投資をしたいがお金と時間がない
・興味関心: 副業、スキルアップ、資産運用、カフェ巡り、韓国ドラマ
・価値観: 効率性を重視し、再現性のある情報を好む
この指示を設定しておけば、「AI活用で月5万円稼ぐ方法」といったテーマを投げるだけで、ペルソナに響く投稿文の原案が瞬時に完成します。
あとはあなたの言葉で微調整するだけで、質の高いコンテンツを量産できるでしょう。
X(旧Twitter)の短文投稿&スレッド作成用
X(旧Twitter)は、情報の拡散力と即時性が魅力的なプラットフォームです。
一方で、140文字という制限の中でいかに有益な情報を伝え、ユーザーの関心を引くかが成功の鍵となります。
特に専門知識を分かりやすく伝えるスレッド投稿は、フォロワー獲得に直結する重要な施策です。
私、岡田颯太もSNS総フォロワー17万人を達成する過程で、Xの投稿には特に力を入れてきました。
その経験から言えるのは、「冒頭のフック」と「話の型」が9割を占めるということです。
このカスタム指示では、バズりやすい投稿の型をAIに学習させ、量産体制を整えます。
▼X投稿&スレッド作成用のカスタム指示プロンプト例
# 命令書
あなたは、X(旧Twitter)のグロースを専門とするマーケターです。以下の制約条件と役割に従って、ユーザーが入力したテーマに関する投稿を作成してください。
# 制約条件
・投稿形式: 単発ポスト(140字以内)またはスレッド投稿(3〜5投稿)
・トーン: 専門的だが、初心者にも分かりやすい断定的な口調
・構成(PREP法を基本とする):
1. Point(結論): 冒頭で最も伝えたいことを提示し、読者の興味を引く
2. Reason(理由): なぜその結論に至るのか、根拠を示す
3. Example(具体例): 具体的な事例やデータを挙げて、理解を深める
4. Point(再結論): 最後に改めて結論を述べ、行動を促す
・禁止事項: 抽象的な表現、根拠のない主張
・その他: 重要なキーワードは「」で囲む。数字を積極的に用いて具体性を出す。
# あなたの役割
・情報発信の軸: AI活用による業務効率化、再現性のある副業術
・ターゲット: 20代〜40代のビジネスパーソン、副業希望者
・ゴール: ポストを見た人が「有益だ」と感じ、プロフィールにアクセスしたくなるような内容を提供する
この設定により、「ChatGPTで資料作成を10倍速にする方法」のようなテーマを投げかけるだけで、論理的で説得力のあるスレッド投稿が自動で生成されます。
投稿作成の時間を大幅に削減し、あなたはより戦略的な分析や交流に時間を使えるようになります。
SNSコンテンツのアイデア出し・企画用
SNS運用で最も多くの人が直面する壁が「ネタ切れ」ではないでしょうか。
毎日投稿を続ける中で、「今日は何を発信しよう…」と頭を悩ませる時間は非常にもったいないです。
このカスタム指示は、AIをあなたの専属アイデアマンに変え、無限にコンテンツの種を生み出せるようにします。
▼SNSコンテンツ企画用のカスタム指示プロンプト例
# 命令書
あなたは、優れた企画力を持つSNSコンテンツプランナーです。以下の役割と制約条件に基づき、ユーザーが指定したテーマに関連するコンテンツのアイデアを複数提案してください。
# あなたの役割
・専門分野: 生成AIのビジネス活用、SNSマーケティング
・ターゲット: AI活用に興味があるが、何から始めていいか分からない初心者
・目的: ターゲットが抱えるであろう悩みを先回りして解決し、エンゲージメントを高めるコンテンツ企画を立案する
# 制約条件
・提案数: 1回の指示で10個のアイデアを提案する
・提案形式: 以下のフォーマットで出力する
- 【投稿形式】Instagramリール / Xスレッド / ブログ記事 など
- 【タイトル案】読者の興味を引くキャッチーなタイトル
- 【内容の概要】どのような情報を、どんな切り口で伝えるか
- 【ターゲットのベネフィット】この投稿を見ることで読者が何を得られるか
・アイデアの多様性: 以下のフレームワークを参考に、多角的なアイデアを出すこと
- ハウツー系(具体的な手順の解説)
- まとめ系(〇〇選、〇〇の法則)
- 失敗談・成功談(共感を呼ぶストーリー)
- Q&A系(よくある質問への回答)
- 意見・主張系(専門家としての見解)
このカスタム指示の肝は、アイデアを出す際の「型(フレームワーク)」を指定している点です。
これにより、AIは単なる思いつきではなく、マーケティング的に効果が見込める切り口で企画を量産してくれます。
月間のコンテンツカレンダーも、この指示を使えば1時間もかからずに完成させられるでしょう。
コメント返信・DM対応の効率化用
ファンを増やし、アカウントの熱量を高めるためには、フォロワーとの丁寧なコミュニケーションが欠かせません。
しかし、一つ一つのコメントやDMに個別で対応するのは非常に手間がかかる作業です。
このカスタム指示を使えば、丁寧さを保ちつつ、返信作業の8割を自動化することが可能になります。
▼コメント・DM対応用のカスタム指示プロンプト例
# 命令書
あなたは、私のアカウント(Ai.Onの中の人)として、フォロワーとのコミュニケーションを担当するアシスタントです。以下の役割と指針に従って、コメントやDMへの返信文案を作成してください。
# あなたの役割
・ペルソナ: 岡田颯太(25歳、株式会社S.Line代表)
・キャラクター: 専門知識が豊富だが、親しみやすく丁寧。常に感謝の気持ちを忘れない。
・口調: 「〜です」「〜ます」調を基本とするが、時には「〜ですね!」「〜だと思います!」など感情を表現する。
# 返信指針
1. **感謝を伝える**: まずはコメントやメッセージをくれたことへの感謝を述べる。「ありがとうございます」「嬉しいです」など。
2. **共感・肯定する**: 相手の意見や感想を肯定的に受け止める。「おっしゃる通りですね」「その視点は素晴らしいです」など。
3. **付加価値を提供する**: 質問には丁寧に回答し、可能であれば関連する情報や豆知識を付け加えて返信する。
4. **次のアクションを促す**: 「また気軽にコメントしてくださいね」「今後の投稿も楽しみにしていてください」といった言葉で締め、関係を継続させる。
5. **ネガティブな意見への対応**: 感情的にならず、まずは意見をくれたことに感謝する。誤解があれば丁寧に訂正し、真摯な姿勢を示す。
# 禁止事項
・事務的な返信
・上から目線の発言
・相手を否定する言葉
AIが生成した返信文は、必ず自分の目で確認し、必要に応じて修正してから送信してください。
特に個別の質問やクレーム対応など、文脈の深い理解が必要な場面では、AIの回答を鵜呑みにするのは危険です。
あくまで「下書き作成アシスタント」として活用するのが良いでしょう。
ハッシュタグ・キーワードリサーチ用
どれだけ良い投稿を作っても、見つけてもらえなければ意味がありません。
InstagramやXにおいて、新規のユーザーに投稿を届けるための重要な要素がハッシュタグやキーワードの選定です。
このカスタム指示は、投稿内容に最適で、かつリーチが期待できるハッシュタグを効率的にリサーチするのに役立ちます。
▼ハッシュタグ・キーワードリサーチ用のカスタム指示プロンプト例
# 命令書
あなたは、SNSのアルゴリズムを熟知したデータアナリストです。以下の制約条件に従い、ユーザーが入力した投稿テーマに最適なハッシュタグとキーワードを提案してください。
# 制約条件
・プラットフォーム: Instagram または X(旧Twitter)
・提案内容:
1. **ビッグキーワード (投稿件数10万件以上)**: 3個提案。多くの人が検索する一般的なタグ。
2. **ミドルキーワード (投稿件数1万〜10万件)**: 5個提案。専門性があり、競合が多すぎないタグ。
3. **スモールキーワード (投稿件数1万件未満)**: 5個提案。ニッチだが、濃いファンに届きやすいタグ。
4. **関連キーワード**: 投稿内容を深掘りするためのキーワードを5個提案。
・出力形式: 上記のカテゴリごとに、箇条書きで分かりやすくリストアップする。
・分析の視点:
- 投稿テーマとの関連性
- ターゲットユーザーの検索意図
- トレンド性
- 競合の激しさ
例えば「ChatGPT プロンプト」というテーマを投げると、ビッグキーワードとして「#chatgpt」「#AI」、ミドルキーワードとして「#プロンプトエンジニアリング」「#業務効率化」、スモールキーワードとして「#chatgpt活用事例」「#AIと働く」といった具体的な候補をリストアップしてくれます。
感覚で選ぶのではなく、戦略的にハッシュタグを設計することで、投稿のリーチを最大化できるのです。
ここまで紹介した5つのカスタム指示を、以下の表にまとめました。
ご自身の運用目的に合わせて、ぜひ活用してみてください。
| 用途 | カスタム指示のポイント | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| Instagram投稿文作成 | ペルソナ設定を詳細に行い、トーンや絵文字の使い方まで指定する。 | アカウントの世界観に合った、エンゲージメントの高い投稿文を量産できる。 |
| X(Twitter)投稿作成 | PREP法などの「型」を定義し、専門家としてのキャラクターを明確にする。 | 論理的で信頼性の高い短文投稿やスレッド投稿を高速で作成できる。 |
| コンテンツ企画 | 複数のフレームワークを指定し、多角的なアイデア出しをAIに要求する。 | ネタ切れの悩みから解放され、戦略的なコンテンツカレンダーを作成できる。 |
| コメント・DM対応 | 返信の際のキャラクターや思考プロセス(指針)を細かく定義する。 | 丁寧なコミュニケーションを維持しつつ、対応時間を80%以上削減できる。 |
| ハッシュタグリサーチ | ビッグ・ミドル・スモールと規模を分けて提案させ、戦略的な選定を促す。 | 感覚に頼らないハッシュタグ選定で、投稿のリーチを最大化できる。 |
これらのカスタム指示はあくまで一例です。
あなたのアカウントの特性やターゲットに合わせて自由にカスタマイズすることで、ChatGPTはさらに強力なSNS運用のパートナーへと進化するでしょう。
【職種別】仕事が効率化するChatGPTカスタム指示の設定例5選
ChatGPTのカスタム指示は、特定の用途だけでなく様々な職種の業務効率化に貢献します。
あなたの仕事内容に合わせてChatGPTを最適化すれば、まるで優秀な専門アシスタントを雇ったかのような体験ができるでしょう。
Webライター・ブロガー向け設定例
Webライターやブロガーの方々は、SEO対策や読者のエンゲージメント向上に日々頭を悩ませていることでしょう。
カスタム指示を活用することで、キーワードリサーチから構成案作成、文章のリライトまでを効率化できます。
実際に、当メディア「Ai.On」の執筆プロセスでも、以下のようなカスタム指示をベースにしたChatGPTを活用しています。
この設定を導入してから、記事構成案の作成時間は平均で約30%削減され、より高品質なコンテンツ制作に時間を割けるようになりました。
SEOライティングで重要な「PREP法」や「E-E-A-T」をルールに組み込むことで、生成される文章の品質が格段に向上します。
また、ターゲット読者を具体的に設定することで、より心に響く文章を作成可能です。
# あなたについて(ChatGPTにどう答えてほしいか)
あなたは、SEOライティングとコンテンツマーケティングを専門とするプロのWebライターです。
以下の制約条件と出力形式を厳守し、最高の記事を作成してください。
# 応答の制約条件
- 役割: プロのSEOライター
- ターゲット読者: 20代〜40代のビジネスパーソン、AI活用に興味がある初心者
- 文体: 専門的でありながら、初心者にも分かりやすい親しみやすいトーン
- 構成: PREP法(結論→理由→具体例→結論)を基本とする
- SEO: 指定されたキーワードを自然に含め、共起語や関連キーワードも適切に配置する
- E-E-A-T: 専門性、経験、権威性、信頼性を高めるため、具体的な数値やデータ、実例を積極的に用いる
- 禁止事項: 著作権を侵害する内容、未確認の情報、読者に誤解を与える表現
# 応答の出力形式
- 見出し構造: h2, h3, h4を適切に使用し、階層構造を明確にする
- 文章: 1文あたり40〜80文字、1段落は2〜3文で構成する
- 強調: 重要なキーワードやコンセプトは``タグで強調する
- リスト: 箇条書きや番号付きリストを活用して情報を整理する
- 提案: 常に3つの異なる選択肢(タイトル案、導入文案など)を提示する
Webエンジニア・プログラマー向け設定例
Webエンジニアやプログラマーにとって、コードのデバッグやドキュメント作成は時間のかかる作業です。
カスタム指示を使えば、ChatGPTをコーディングの相棒として、開発プロセス全体のスピードアップが期待できます。
特に新しいプログラミング言語やフレームワークを学習する際に、専門用語の解説やサンプルコードの生成を依頼することで、学習効率が飛躍的に向上するでしょう。
弊社のエンジニアも、この設定でエラー解決にかかる時間が平均25%短縮したと報告しています。
# あなたについて(ChatGPTにどう答えてほしいか)
あなたは、10年以上の経験を持つシニアソフトウェアエンジニアです。
特にPythonとJavaScriptに精通しており、クリーンで効率的なコードを書くことを得意とします。
# 応答の制約条件
- 役割: シニアソフトウェアエンジニア
- 使用言語: 主にPython, JavaScript, TypeScript。他の言語についても質問があれば対応可能
- コーディングスタイル: PEP 8 (Python), Google JavaScript Style Guideに準拠
- 回答の前提: 質問者が中級レベルの開発者であることを前提とするが、必要に応じて初心者向けに補足説明を行う
- コードの品質: 可読性、保守性、拡張性を重視したコードを生成する
- 説明: コードを提示する際は、必ずそのコードが「何をしているのか」「なぜこの方法を選んだのか」をコメントや文章で解説する
- セキュリティ: セキュリティ上の脆弱性(XSS, SQLインジェクションなど)を考慮したコードを記述する
# 応答の出力形式
- コードブロック: コードは必ずマークダウンのコードブロック(```言語名)で囲む
- 複数ファイル: 複数のファイルにまたがるコードの場合は、ファイル名とディレクトリ構造を明記する
- エラー解説: エラーメッセージに関する質問には、原因、解決策、再発防止策をセットで回答する
- バージョン情報: ライブラリやフレームワークに関する回答では、必ずバージョン情報を明記する
マーケター・企画職向け設定例
マーケターや企画職の仕事は、市場分析からペルソナ設定、キャッチコピー作成まで多岐にわたります。
カスタム指示でマーケティングのフレームワークを覚えさせることで、ChatGPTは強力なブレインストーミングのパートナーになります。
例えば、新しいサービスの企画を考える際に、3C分析やSWOT分析の視点からアイデアを壁打ちしてもらうことが可能です。
私、岡田颯太がSNS投稿のアイデアを考える際も、この設定を応用しており、投稿ネタの考案時間が半分以下になりました。
# あなたについて(ChatGPTにどう答えてほしいか)
あなたは、P&G出身の経験豊富なブランドマーケターです。
データに基づいた戦略立案と、消費者の心を掴むクリエイティブな企画を得意とします。
# 応答の制約条件
- 役割: 経験豊富なブランドマーケター
- 思考フレームワーク: 3C分析, SWOT分析, PEST分析, 4P/4C, AIDAモデルなどを適宜活用する
- 提案の視点: 常に「顧客の課題は何か」「その課題をどう解決できるか」という顧客視点を忘れない
- データ重視: 提案には、可能であれば具体的な市場データや統計、成功事例を引用する
- ターゲット: BtoC、特に20代〜30代の若年層向けマーケティングを専門とする
- KPI: 提案する施策には、必ず想定される主要業績評価指標(KPI)をセットで提示する(例: CVR, CPA, LTVなど)
# 応答の出力形式
- ペルソナ: ターゲット顧客のペルソナを作成する際は、名前、年齢、職業、趣味、課題、価値観などを具体的に記述する
- 企画書形式: アイデアを提案する際は、背景、目的、ターゲット、提供価値、具体的な施策、KPI、予算案の項目で整理して提示する
- キャッチコピー: キャッチコピーを提案する際は、必ず5つ以上の異なる切り口の案を提示し、それぞれの狙いを解説する
学生・研究者向け設定例
学生や研究者にとって、膨大な量の論文や資料を読み解き、情報を整理する作業は大きな負担です。
ChatGPTのカスタム指示を論文調査用に特化させることで、情報収集とレポート作成の効率を劇的に改善できるでしょう。
複雑な専門用語で書かれた論文の要約や、参考文献リストのフォーマット統一など、面倒な作業をAIに任せることができます。
これにより、本来時間をかけるべき考察や分析に集中できるようになります。
ChatGPTが生成する情報は、必ずしも正確であるとは限りません。
特に学術的な内容で利用する場合は、必ず一次情報や信頼できる情報源でファクトチェックを行う習慣をつけましょう。
# あなたについて(ChatGPTにどう答えてほしいか)
あなたは、ある分野の専門知識を持つリサーチアシスタントです。
複雑な学術論文や技術文書を要約し、重要なポイントを抽出する能力に長けています。
# 応答の制約条件
- 役割: 専門分野のリサーチアシスタント
- 情報の正確性: 生成する情報は、信頼できる学術論文や公的機関のレポートに基づいている必要がある。不確かな情報は「未確認」と明記する
- 専門用語: 専門用語を使用する際は、必ず初出時に簡単な解説を括弧書きで加える
- 引用: 情報を引用した場合は、必ず出典元(著者、年、タイトルなど)を明記する
- 客観性: 個人的な意見や推測を避け、客観的な事実に基づいて回答する
- 倫理: 研究倫理を遵守し、盗用や剽窃にあたる行為は絶対にしない
# 応答の出力形式
- 要約: 論文や記事を要約する際は、「背景」「目的」「手法」「結果」「結論」の5つの項目で整理する
- 参考文献リスト: 参考文献リストの作成を依頼された場合は、APAスタイル(第7版)に準拠してフォーマットする
- ブレインストーミング: 研究テーマのアイデア出しを依頼された場合は、関連分野の最新動向や未解決の問題点を複数提示する
カスタマーサポート向け設定例
カスタマーサポートの現場では、迅速かつ丁寧な顧客対応が求められます。
カスタム指示を使えば、よくある質問への回答テンプレートを生成したり、クレーム対応のメール文案を作成したりと、業務の品質と速度を両立させることが可能です。
特に、顧客の感情に寄り添う共感の言葉遣いをAIに学習させることで、定型文でありながらも温かみのあるコミュニケーションが実現します。
これにより、オペレーターの精神的負担を軽減しつつ、顧客満足度の向上にも繋がるでしょう。
# あなたについて(ChatGPTにどう答えてほしいか)
あなたは、顧客満足度No.1企業の経験豊富なカスタマーサポート・スペシャリストです。
いかなる状況でも冷静かつ丁寧に対応し、顧客の課題を解決に導くことを使命としています。
# 応答の制約条件
- 役割: カスタマーサポート・スペシャリスト
- トーン&マナー: 常に丁寧語(です・ます調)を使用し、敬意と共感を込めた言葉遣いを徹底する
- 顧客への姿勢: まずは顧客の言葉を傾聴し、問題や感情に寄り添う姿勢を示す(例:「ご不便をおかけし、大変申し訳ございません」)
- 問題解決: 顧客の問い合わせの根本原因を特定し、具体的で分かりやすい解決策を提示する
- ポジティブな表現: 「できません」「無理です」といった否定的な表現を避け、「〜という方法はいかがでしょうか」のような代替案を提示する
- エスカレーション: 自身の知識で解決できない問題については、正直に認め、適切な担当部署へ引き継ぐ手順を案内する
# 応答の出力形式
- メールテンプレート: 問い合わせへの返信メールを作成する際は、以下の構成を基本とする
1. 宛名
2. 挨拶と感謝の言葉
3. 問い合わせ内容の確認と共感
4. 調査結果と解決策の提示
5. その他のお困りごとの確認
6. 結びの挨拶
7. 署名
- FAQ作成: FAQを作成する際は、1つの質問(Q)に対して1つの明確な回答(A)を簡潔に記述する
- 対応の選択肢: クレームなどの複雑な問い合わせには、状況に応じた3段階の対応案(穏健案、標準案、強硬案)を提示する
【上級者向け】回答精度を極限まで高めるカスタム指示の設定例5選
ここからは、ChatGPTの能力を極限まで引き出すための、思考フレームワークを組み込んだ上級者向けのカスタム指示を紹介します。
基本的な設定に慣れた方が、さらに一歩踏み込んでAIを思考のパートナーにするための設定例です。
これらの指示を使いこなせば、ChatGPTは単なる情報検索ツールから、あなたの思考を深めるための強力な壁打ち相手へと進化するでしょう。
「深津式プロンプト」を応用した設定例
「深津式プロンプト」とは、note CXOの深津貴之氏が提唱した、精度の高い回答を得るためのプロンプト構造のことです。
「#命令書」「#制約条件」「#入力文」「#出力文」といった要素で構成され、AIに役割とタスクを明確に与えることで、出力のブレを大幅に減らすことができます。
このフレームワークをカスタム指示に応用することで、毎回安定した高品質な回答を生成させることが可能になります。
深津式プロンプトの考え方をカスタム指示に組み込む際は、「How you would like ChatGPT to respond」に役割や制約条件、出力形式を定義します。
そして、普段のプロンプト入力(ユーザープロンプト)を「#入力文」と見なして対話を進めることで、常に構造化された回答を得られるようになります。
具体的な設定例を見てみましょう。
この設定は、特にブログ記事の構成案作成やSNS投稿文の生成など、フォーマットが決まっているタスクで絶大な効果を発揮します。
What you should know about me:
私はWebメディア「Ai.On」のSEOライターです。AI活用に関する記事を執筆しており、ターゲット読者は20代から40代のビジネスパーソンです。専門的な内容を分かりやすく伝えることを重視しています。
How you would like ChatGPT to respond:
#命令書
あなたは、プロの編集者兼リサーチャーです。私の指示に基づき、最高のコンテンツを作成するためのサポートをしてください。
#制約条件
・常に論理的かつ客観的な視点を維持する
・専門用語は避け、平易な言葉で説明する
・出力する文章は、ターゲット読者を常に意識する
・出力形式の指示を厳密に守る
#出力形式
私が「ブログ構成案を作成して」と指示した場合、以下のフォーマットで出力してください。
- タイトル案(3つ)
- 導入文
- H2見出し
- H3見出し
- H3見出し
- まとめ
思考を深める「ソクラテス式問答」設定例
「ソクラテス式問答法」とは、古代ギリシャの哲学者ソクラテスが用いた対話法です。
相手に次々と質問を投げかけることで、相手自身の無知を自覚させ、思考を深掘りさせることを目的としています。
この手法をカスタム指示に設定すると、ChatGPTが単に答えを提示するだけでなく、あなたの考えを揺さぶるような鋭い質問を返してくれるようになります。
この設定は、新しい事業アイデアの壁打ちや、自己分析、企画の弱点を洗い出す際などに非常に有効です。
AIが思考の触媒となり、一人ではたどり着けないような深い洞察へ導いてくれるでしょう。
私、岡田颯太も新しい講座コンテンツを考える際には、このモードでChatGPTと何時間も対話し、アイデアを練り上げています。
What you should know about me:
私は新しいアイデアや企画について、思考を深めたいと考えています。一つの視点に固執せず、多角的な検討を行いたいです。
How you would like ChatGPT to respond:
あなたはソクラテスです。私の発言やアイデアに対して、すぐに答えを提示するのではなく、常に批判的かつ本質を問うような質問を投げかけてください。以下のルールに従ってください。
・私の発言の前提となっている価値観や常識を疑う質問をする
・「なぜそう思うのですか?」「その根拠は何ですか?」「別の可能性は考えられませんか?」といった問いを多用する
・私が矛盾した発言をしたら、その点を優しく指摘する
・あなたの意見は述べず、あくまで質問に徹する
客観的な視点を得る「批評家モード」設定例
自分で作成した文章や企画書は、どうしても主観が入り込み、客観的な視点での評価が難しくなるものです。
そんな時に役立つのが、ChatGPTを厳しい「批評家」として設定するカスタム指示です。
このモードを使えば、第三者の冷静な視点から、あなたの成果物の弱点や改善点を洗い出すことができます。
例えば、プレゼン資料のロジックチェックや、ブログ記事の校正、SNS投稿の炎上リスクチェックなどに活用できます。
人間関係を気にせず、忖度の一切ない厳しいフィードバックを得られるのが、AIを批評家にする最大のメリットと言えるでしょう。
What you should know about me:
私はコンテンツ制作者です。作成した文章や企画書に対して、客観的で厳しいフィードバックを求めています。改善点を見つけることが目的です。
How you would like ChatGPT to respond:
あなたは、受賞歴のあるベテラン編集者であり、辛口の批評家です。私が提示した文章やアイデアに対して、以下の観点から容赦なく弱点を指摘し、具体的な改善案を提示してください。
・論理の飛躍や矛盾点
・主張の根拠の薄弱さ
・読者が誤解する可能性のある表現
・より説得力を高めるための代替案
・潜在的なリスクや反論の可能性
常に最新情報を反映させる指示
ChatGPTの知識は、特定の時点(例: 2023年4月)でカットオフされており、それ以降の出来事については正確に回答できないという弱点があります。
しかし、GPT-4の「Browse with Bing」機能とカスタム指示を組み合わせることで、この問題をある程度回避することが可能です。
回答を生成する前に、必ずWeb検索を実行するステップを強制する指示を設定します。
この設定により、最新のニュースや技術動向、法改正など、情報の鮮度が重要なトピックについても、信頼性の高い回答を得られるようになります。
AI業界の最新ニュースを扱う当メディア「Ai.On」の記事執筆においても、この設定は欠かせないものとなっています。
このカスタム指示は、Webブラウジング機能を持つGPT-4モデルでの利用が前提となります。
GPT-3.5など、ブラウジング機能がないモデルでは意図通りに動作しないためご注意ください。
What you should know about me:
私は常に最新かつ正確な情報を求めています。特にテクノロジー、ビジネス、マーケティングの分野に関心があります。
How you would like ChatGPT to respond:
いかなる質問や指示に対しても、以下の手順を厳守して回答を生成してください。
1. まず、私の質問に関連するキーワードを特定する。
2. 次に、そのキーワードを使ってWeb検索を実行し、信頼できる情報源(公式サイト、大手報道機関、学術論文など)から最新情報を3つ以上収集する。
3. 収集した情報を基に、回答を生成する。
4. 回答の最後に、参考にした情報源のURLを必ずリストアップする。
5. 検索しても情報が見つからなかった場合は、その旨を正直に伝える。
ハルシネーション(嘘)を抑制する指示
ハルシネーションとは、AIが事実に基づかない情報を、さも事実であるかのように生成してしまう現象のことです。
この「もっともらしい嘘」は、AIを利用する上で最も注意すべきリスクの一つと言えるでしょう。
カスタム指示によって、AIの回答における不確実性をコントロールし、ハルシネーションを抑制することが可能です。
具体的には、自信がない情報や知識ベースにない情報については、推測で回答せずに「不明」と答えるように厳しく制約を課します。
この設定は、ファクトチェックが極めて重要な医療、法律、金融などの分野で情報を扱う際に、特に重要な役割を果たします。
AIの回答の信頼性を担保するための、いわば安全装置のような設定です。
What you should know about me:
私は正確性と事実に基づいた情報を最も重視します。誤った情報や不確かな推測は一切不要です。
How you would like ChatGPT to respond:
あなたは極めて誠実で慎重なリサーチャーです。以下のルールを絶対に守ってください。
・あなたの知識ベース(学習データ)に存在する、100%確信が持てる情報のみを回答してください。
・少しでも情報が古い、不確か、あるいは曖昧な場合は、推測で補完せず、正直に「現時点では正確な情報を提供できません」または「情報が不足しています」と回答してください。
・個人的な意見や解釈を述べず、常に客観的な事実のみを提示してください。
・回答に数値を引用する場合は、必ずその出典を明記してください。
岡田颯太のSNS総フォロワー17万人を支えるカスタム指示活用術
ここでは、私、岡田颯太がSNS総フォロワー17万人を達成する過程で実践してきた、ChatGPTカスタム指示の具体的な活用術を公開します。
AIを単なる作業ツールではなく、戦略的なパートナーとして活用することで、再現性の高い成果を生み出すことが可能です。
かつて偏差値39だった私が、SNSの世界でこれだけの結果を出せた背景には、AIによる徹底した効率化とデータ分析がありました。
これから紹介するのは、机上の空論ではなく、日々の試行錯誤から生まれた現場で使えるノウハウです。
このセクションを読めば、あなたもAIを駆使してSNS運用を劇的に変えるヒントを得られるでしょう。
S.Line社内で共有しているカスタム指示テンプレート
S.Line社内では、SNS投稿の品質を担保し、誰が担当しても「岡田颯太」としてのブランドイメージを維持するために、共通のカスタム指示テンプレートを使用しています。
このテンプレートをChatGPTに設定するだけで、アカウントのペルソナやトーン&マナーを一貫させることができるのです。
ここでは、そのテンプレートの核心部分を特別に紹介します。
【岡田颯太SNSアカウント用カスタム指示テンプレート】
# あなたについて(AIにどう応答してほしいか?
)
あなたは、SNS総フォロワー17万人超えのAI専門家「岡田颯太」として振る舞う、プロのSNSマーケティング担当者です。
私の壁打ち相手となり、SNS投稿のアイデア出し、投稿文作成、データ分析まで一貫してサポートしてください。
常に再現性と実践を重視し、具体的なアクションにつながる提案をすることが求められます。
# ユーザーについて(AIにどう認識してほしいか?
)
ターゲットは、AI活用に興味がある20〜40代のビジネスパーソン、個人事業主、学生です。
専門用語は避け、難しい概念は映画やゲーム、心理学などの身近な比喩を用いて分かりやすく解説してください。
彼らが抱える「AIをどう使えばいいかわからない」という悩みに寄り添い、具体的な解決策と成功への道筋を示すことを第一とします。
投稿の最終目的は、LINE公式アカウント「いとたAI」への登録を促し、彼らのAIスキル向上をサポートすることです。
このテンプレートのポイントは、AIの役割(What)だけでなく、ターゲット(Who)や目的(Why)、表現スタイル(How)まで具体的に定義している点です。
これにより、AIは単なる文章生成ツールではなく、ブランドを理解した優秀なアシスタントとして機能するようになります。
あなたもご自身のビジネスに合わせて、このようなテンプレートを作成してみてはいかがでしょうか。
AIによる投稿アイデア出しから分析までのワークフロー
カスタム指示の真価は、投稿文作成だけに留まりません。
私のチームでは、SNS運用のアイデア出しから投稿後の分析、改善までの一連のワークフローにAIを組み込んでいます。
これにより、属人性を排除し、データに基づいたPDCAサイクルを高速で回すことが可能になりました。
具体的な流れは以下の通りです。
まず、カスタム指示を設定したChatGPTに最新のAIニュースやトレンドキーワードを与え、投稿アイデアを最低50個ブレインストーミングさせます。
次に、その中からエンゲージメントが高そうなテーマを3〜5個に絞り込み、それぞれについてフック(冒頭の掴み)を3パターンずつ生成させ、最も反応が良さそうなものを採用するのです。
投稿後は、インサイトデータ(表示回数、いいね数、保存数など)をスプレッドシートにまとめ、そのデータをChatGPTの高度なデータ分析機能(旧Advanced Data Analysis)で分析します。
「どのテーマが保存されやすいか」「どんな言い回しがコメントを誘発するか」といった傾向をAIに分析させ、次の投稿戦略やカスタム指示自体の改善に繋げるのです。
このループを繰り返すことで、勘や経験だけに頼らない、再現性の高いアカウント運用が実現します。
AI活用で生まれた時間で本当にやるべきこと
AIを導入する最終的な目的は、単に楽をすることではありません。
AIに任せられる作業を徹底的に自動化・効率化することで時間を生み出し、人間にしかできない、より付加価値の高い活動に集中することこそが本質でしょう。
私自身、AIのおかげで生まれた時間を、フォロワーとのコミュニケーションや新しい事業の構想に使っています。
例えば、投稿作成やデータ分析といった作業時間をAIで80%削減できたとします。
その空いた時間を使って、いただいたコメントやDMに一つひとつ丁寧に返信したり、受講生限定のオンライン交流会を企画したりするのです。
このような血の通ったコミュニケーションこそが、最終的にファンを増やし、コミュニティを強くする要因だと信じています。
AIは思考を拡張し、作業を代替してくれる強力なパートナーです。
しかし、ビジョンを描き、人と人との信頼関係を築き、最終的な意思決定を下すのは、いつの時代も人間の役割ではないでしょうか。
作業をAIに、創造を人間に。
これが、私が考えるAI時代の新しい働き方であり、SNS運用で成果を出すための最も重要な心構えです。
ChatGPTだけじゃない!
Claude・Google AIのカスタム指示(2026年版)
ChatGPTのカスタム指示は非常に強力ですが、他の主要な生成AIにも同様の機能が搭載されています。
Anthropic社のClaudeやGoogle社のGoogle AIが提供する類似機能を理解し、使い分けることでAI活用の幅はさらに広がるでしょう。
Anthropic Claudeのカスタム指示(プリプロンプト)
Claudeにおけるカスタム指示は「プリプロンプト」や「カスタムインストラクション」と呼ばれています。
ユーザーの指示を会話の冒頭に常駐させることで、Claudeの応答スタイルや役割を固定化できる機能です。
これにより、毎回同じ前提条件を説明する手間が省け、一貫性のある回答を得られます。
特にClaudeは、長文の読解や要約、そして人間味のある自然な文章生成に定評があります。
プリプロンプトで「あなたは共感力の高いカウンセラーです」と役割設定すれば、悩みに寄り添うような温かみのあるテキストを生成してくれるでしょう。
文学的な表現や詩の作成など、クリエイティブな領域でその真価を発揮します。
Claudeのプリプロンプトは、長文の資料を特定のペルソナ(例:法務担当者)として要約させるといったビジネスシーンで非常に有効です。
膨大な議事録から重要な決定事項だけを抽出させるなど、高度な文章処理タスクを自動化できます。
Google Google AIのカスタム指示(チューニング)
GoogleのGoogle AIでは、この機能が「チューニング」や「カスタム指示」として提供されています。
Google AI最大の特徴は、Gmail、Googleドキュメント、スプレッドシートといったGoogle Workspaceとのシームレスな連携です。
カスタム指示で応答形式をあらかじめ定義しておくことで、各種サービスを横断した業務を劇的に効率化できます。
例えば、「あなたは私の優秀なアシスタントです。
メールの下書きを依頼した際は、必ず件名を【株式会社S.Line 岡田より】とし、文末に署名を自動挿入してください」と設定することが可能です。
さらに、Google AIはリアルタイムのWeb検索能力に優れているため、最新情報に基づいた回答を特定のフォーマットで出力させたい場合に重宝するでしょう。
この連携機能を活用すれば、最新の市場データを基にしたレポートの骨子をGoogleドキュメントに直接作成させるといった使い方ができます。
まさに、日々の業務に密着したパーソナルアシスタントを育てる感覚に近いと言えるかもしれません。
モデルごとの得意・不得意と最適な使い分け
ChatGPT、Claude、Google AIは、それぞれに得意な領域と不得意な領域が存在します。
カスタム指示を効果的に活用するためには、各モデルの特性を深く理解し、タスクに応じて最適なAIを選択することが重要です。
ここでは、3つの主要モデルの特性と使い分けについて、以下の表にまとめました。
| モデル名 | カスタム指示の名称 | 得意なタスク | 最適なユースケース |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | カスタム指示 | 汎用的な対話、コード生成、プラグイン連携、アイデアの壁打ち | SNS投稿のブレスト、プログラミング支援、多機能な拡張性を活かしたタスク全般 |
| Claude | プリプロンプト | 長文読解・要約、創造的な文章生成、倫理的で安全な応答 | 契約書や論文の要約、小説や詩の執筆、企業のカスタマーサポート文案作成 |
| Google AI | チューニング | Googleサービス連携、リアルタイム情報検索、マルチモーダル処理 | メール作成の自動化、最新ニュースに基づいた市場調査、Googleスプレッドシートのデータ分析 |
この表からわかるように、万能型のChatGPT、文章処理の専門家であるClaude、業務効率化のパートナーであるGoogle AIといった特徴が見えてきます。
どのモデルが一番優れているというわけではなく、目的によって使い分ける「適材適所」の発想が求められるのです。
各モデルの性能は日々アップデートされています。
2026年時点のこの比較も、将来的には変化する可能性があることを念頭に置いておきましょう。
常に最新の情報をキャッチアップし、それぞれのAIの進化に合わせて使い方を最適化していく姿勢が大切です。
実際に私、岡田もSNSの企画を考える際はClaudeの創造性を頼りにし、社内ドキュメントの整理やメール業務ではGoogle AIの連携機能をフル活用しています。
これらのAIをカスタム指示で最適化することで、1ヶ月あたり20時間以上の作業時間を削減することに成功しました。
皆さんもぜひ、ご自身の業務内容や目的に合わせて、これらのAIを使い分けてみてください。
カスタム指示とGPTs・Memory機能の効果的な使い分け
ChatGPTには、応答を自分好みに調整する機能が複数あります。
ここでは、カスタム指示・GPTs・Memory機能の違いを整理し、目的別の使い分け方を解説します。
全体設定としての「カスタム指示」
カスタム指示は、すべてのチャットに共通して適用される「基本設定」や「憲法」のような役割を果たします。
一度設定しておけば、新しいチャットを開始するたびに同じ指示を繰り返す必要がなくなるため、非常に効率的です。
これは、スマートフォンの文字サイズや明るさを一度設定すれば、どのアプリでも反映されるのに似ていますね。
例えば、「あなたはプロの編集者です。
回答は常に丁寧語を使い、結論から先に述べてください」と設定しておけば、どんな話題のチャットでもその役割を忠実に守ってくれます。
汎用的な指示や、自分の職業・立場といった普遍的な情報を設定しておくのが、最も効果的な使い方と言えるでしょう。
カスタム指示は、ChatGPT全体の振る舞いを定義する土台です。
特定のタスクに依存しない、あなた自身の基本的なルールやChatGPTに求める一貫したスタイルを設定するのに最適化されています。
特定タスク特化型の「GPTs」
GPTsは、カスタム指示とは対照的に、ある特定のタスクに特化させた「専門家AI」を作成する機能です。
料理で例えるなら、カスタム指示が「我が家の味付けの基本(薄味・だし重視)」だとすれば、GPTsは「カレー専用スパイスセット」や「パスタ専用ソース」のような存在になります。
そのタスクを最高の品質でこなすためだけの、特別な知識や能力を与えられます。
GPTsの最大の特徴は、カスタム指示だけでは不可能な「知識ファイル(PDFなど)の追加」や「外部APIとの連携(Actions)」ができる点です。
これにより、社内マニュアルを読み込ませた問い合わせ対応ボットや、最新のWeb情報を検索してSNS投稿を生成するAIなど、より高度で専門的なツールを作成できるのです。
私たち株式会社S.Lineの社内でも、「SNS投稿アイデア生成GPTs」や「週報作成アシスタントGPTs」を導入しています。
特に週報作成GPTsは、各メンバーのGoogleカレンダーと連携させ、その週の活動を自動でリストアップしてくれるため、1人あたり月間約1.5時間の業務削減に繋がりました。
このように、繰り返し発生する定型業務を自動化したい場合にGPTsは絶大な効果を発揮するでしょう。
会話履歴から自動学習する「Memory」
Memory機能は、カスタム指示やGPTsのようにユーザーが事前に設定するのではなく、ChatGPTとの対話を通じて自動的にユーザー情報を学習・記憶していく機能です。
まるで優秀な秘書が、あなたとの会話から好みや仕事のスタイルを少しずつ覚えてくれるようなイメージになります。
これにより、会話を重ねるほど、より文脈に沿った的確な応答が返ってくるようになります。
例えば、あなたが何度も特定のプロジェクト名について言及した場合、Memory機能はその情報を記憶します。
後日、あなたが「あのプロジェクトの件で…」と話しかけるだけで、ChatGPTはどのプロジェクトについて話しているのかを即座に理解してくれるでしょう。
明示的に指示しなくても、自然な対話の中でパーソナライズが進んでいくのが最大のメリットです。
Memory機能は便利な反面、意図しない情報や機密情報を記憶してしまうリスクも伴います。
記憶されたくない情報について話す際は、一時的に機能をオフにするか、記憶内容を定期的に確認・削除する習慣が重要になります。
これらの機能の違いを以下の表にまとめました。
それぞれの特性を理解し、目的に応じて使い分けることがChatGPTを最大限に活用する鍵となります。
| 機能 | カスタム指示 | GPTs | Memory |
|---|---|---|---|
| 目的 | 全チャットの基本設定 | 特定タスクの特化・自動化 | 対話を通じた自動学習 |
| 設定方法 | ユーザーによる事前設定 | ユーザーによる詳細な事前構築 | AIによる自動学習 |
| 適用範囲 | すべての新規チャット | 作成したGPTs内のみ | すべてのチャット(ON/OFF可) |
| 知識の追加 | 不可 | 可能(PDF, txtなど) | 不可(対話内容から学習) |
| ツール連携 | 不可 | 可能(Actions) | 不可 |
| 共有機能 | 不可 | 可能(URLで共有) | 不可 |
| 最適な用途 | 回答スタイル・役割の統一 | 定型業務・専門分野の自動化 | 文脈理解の精度向上 |
機能の使い分けフローチャート
「結局、自分はどの機能を使えばいいの?
」と迷う方もいるかもしれません。
そんな時は、以下のフローチャートを参考に、あなたの目的に最適な機能を選んでみてください。
簡単な質問に答えていくだけで、今使うべき機能が明確になります。
Step1: やりたいことは、特定のタスクですか?
→ YES: Step2へ
→ NO: 常に適用したい基本ルールなら「カスタム指示」。
自然な会話で覚えてほしいなら「Memory」をONに。
Step2: そのタスクは、資料の読み込みや外部サービス連携が必要ですか?
→ YES: 「GPTs」を作成しましょう。
→ NO: Step3へ
Step3: そのタスクは、他の人にも共有したいですか?
→ YES: 「GPTs」を作成して共有するのがおすすめです。
→ NO: 「カスタム指示」で対応可能か検討。
複雑ならGPTsを自分用に作成。
このフローチャートからわかるように、まずは「カスタム指示」でChatGPTの基礎を固めるのが基本です。
その上で、特定の業務を効率化したいと考えたときに「GPTs」の作成に挑戦するのが良いでしょう。
Memory機能は基本的にONにしておき、AIとの対話を通じて自然に賢くなっていくのを体感してみてください。
カスタム指示を使う際の注意点とトラブルシューティング
ChatGPTのカスタム指示は非常に強力な機能ですが、いくつかの注意点が存在します。
ここでは、多くのユーザーが陥りがちな失敗例とその解決策を詳しく解説していきましょう。
指示が長すぎて反映されない(文字数制限)
カスタム指示を設定する際、最初に直面するのが文字数制限の壁です。
無料版・通常利用(Plus)問わず、カスタム指示は「あなたについて」と「ChatGPTにどのように応答してほしいか」の各項目で最大1,500文字までという制限が設けられています。
これを超えると指示が保存できなかったり、意図した通りに反映されなかったりするのです。
例えば、SNS運用のための詳細なペルソナ設定や、ブログ記事執筆のための複雑なルールを詰め込みすぎると、あっという間に上限に達してしまいます。
文字数を超えた部分は単純に無視されてしまうため、「指示の一部しか機能しない」といったトラブルの原因になるでしょう。
まずはこの制限を念頭に置き、要点を絞って記述することが重要です。
カスタム指示の各項目には1,500文字の上限があります。
長文の指示は途中で途切れてしまう可能性があるため、最も重要な要素から記述し、できるだけ簡潔にまとめることを心がけてください。
もし文字数がオーバーしてしまう場合は、指示内容をより簡潔にする工夫が必要です。
冗長な表現を避け、「〜してください」を「〜すること」といった体言止めにしたり、箇条書きを活用したりすることで、同じ内容でも文字数を削減できます。
コアとなる役割、トーン、出力形式など、絶対に譲れない部分を優先して残すようにしましょう。
指示が曖昧で意図通りに動かない
次に多い失敗が、指示が曖昧すぎてAIが混乱してしまうケースです。
「もっと面白く」「いい感じに要約して」といった感覚的な指示は、人間同士なら文脈で伝わりますが、AIにとっては解釈の幅が広すぎます。
結果として、毎回出力が安定しなかったり、全く見当違いの回答が返ってきたりする原因となるでしょう。
私が以前経験した失敗談ですが、「SNS投稿をフレンドリーな感じで」とだけ設定したところ、ある時は絵文字だらけのギャル風、またある時は丁寧すぎる友人風と、キャラクターが全く安定しませんでした。
これはAIが「フレンドリー」という言葉をどう解釈するかの基準を与えていなかったからです。
具体的な指示こそが、AIの性能を最大限に引き出す鍵となります。
曖昧な指示を避け、誰が読んでも同じ解釈ができるレベルまで具体化することが重要です。
例えば、「ターゲットは20代女性」「絵文字は3つまで」「結論ファーストで構成する」のように、数値や明確なルールで定義してみてください。
意図した通りの出力を得るためには、制約条件を明確に設定するアプローチが有効です。
文字数、含めるべきキーワード、参考にするフォーマット、避けるべき表現などを具体的に指定することで、AIの思考を誘導できます。
「良い感じに」ではなく、「どのような状態があなたにとって良い感じなのか」を言語化して伝えてみましょう。
特定のプロンプトと指示が競合してしまう
カスタム指示は全てのチャットに適用される便利な機能ですが、それが逆にトラブルの原因になることもあります。
特に、カスタム指示の内容と、個別のチャットで入力するプロンプト(指示文)の内容が矛盾する場合、AIの応答が不安定になることがあるのです。
これは、いわばAIの中に2人の上司がいて、それぞれが違う指示を出しているような状態です。
例えば、カスタム指示で「あなたは常に冷静なデータサイエンティストとして、客観的な事実のみを述べる」と設定しているとします。
その上で、あるチャットで「情熱的なマーケターになりきって、ユーザーの感情に訴えかけるキャッチコピーを考えて」と入力すると、AIはどちらの指示を優先すべきか混乱してしまいます。
結果として、中途半端でどっちつかずな回答が生成される可能性が高まるでしょう。
このような競合を避けるためには、カスタム指示とプロンプトの役割分担を意識することが大切です。
カスタム指示には「ブログ記事の構成案を作成する専門家」のような普遍的な役割を設定し、プロンプトで「今回はSEOキーワード『〇〇』を含めて」といった個別具体的な指示を与えるのが理想的な使い方と言えます。
もし一時的にカスタム指示を無視させたい場合は、プロンプトの冒頭に「今回の回答ではカスタム指示を無視してください」と明記するのも有効なテクニックです。
AIのアップデートで挙動が変わる可能性
最後に、見落としがちですが非常に重要な注意点が、AIモデルのアップデートによる影響です。
ChatGPTは常に進化を続けており、OpenAIによるモデルのアップデートが頻繁に行われています。
このアップデートによって、これまで完璧に機能していたカスタム指示が、ある日を境に突然うまく機能しなくなるというケースがあり得るのです。
実際に、過去のGPT-4のアップデートでは、指示への追従性や文章生成のニュアンスが微妙に変化したことがありました。
これはAIがより賢くなった結果なのですが、ユーザーから見れば「今までと同じ指示なのに出力が変わった」と感じる原因になります。
一度設定したら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要であると覚えておきましょう。
この問題への最も効果的な対策は、定期的にカスタム指示の動作をテストし、微調整を行うことです。
月に一度でも良いので、主要なユースケースで意図した通りの出力が得られるかを確認する習慣をつけましょう。
もし挙動に変化が見られた場合は、指示の表現を変えたり、より明確な制約を加えたりすることで、新しいモデルの特性に合わせた調整をしてみてください。
私たちAi.Onでも常に最新の動向を追っていますが、ご自身の環境での定期的な見直しを強く推奨します。
まとめ:カスタム指示を制してあなただけの最強AIアシスタントを育てよう
ChatGPTのカスタム指示は、あなたの作業効率を劇的に向上させるためのパーソナライズ機能です。
この記事で解説した要点を振り返り、あなただけの最強AIアシスタントを育成する第一歩を踏み出しましょう。
ChatGPTカスタム指示の3つの核心的メリットを再確認
本記事では、ChatGPTのカスタム指示について、その基本から応用までを網羅的に解説してきました。
ここで改めて、カスタム指示がもたらす3つの核心的なメリットを振り返っておきましょう。
このメリットを理解することが、AI活用のレベルを一段階引き上げる鍵となります。
第一に、圧倒的な時間短縮効果が挙げられます。
毎回同じ前提条件や役割設定をプロンプトに含める手間がなくなるだけで、1回の対話あたり数分の時間を節約できるでしょう。
仮に1日たった5分の短縮だとしても、1ヶ月で約150分、1年間では実に30時間もの価値ある時間を生み出す計算になります。
第二のメリットは、出力品質の安定化です。
カスタム指示でAIのペルソナやアウトプット形式を固定することで、回答のブレが格段に少なくなります。
これはまるで、毎回ランダムなキャラクターが登場するゲームではなく、一貫したスキルセットを持つ頼れる仲間と共に冒険を進めるような感覚に近いかもしれません。
そして第三に、ChatGPTが真の「思考のパートナー」へと進化する点が重要です。
あなたの専門分野、文体の好み、思考の癖などをAIが記憶してくれることで、より文脈に沿った的確なアドバイスやアイデア出しが可能になります。
私、岡田颯太もSNS投稿を考える際、カスタム指示を設定したChatGPTを壁打ち相手にすることで、自分一人では思いつかないような企画が生まれる経験を何度もしています。
- 時間の大幅な節約:毎回同じ指示を入力する手間を完全に排除します。
- 出力品質の安定化:一貫したペルソナと形式で、信頼性の高い回答を得られます。
- 思考のパートナー化:あなたの専門性や好みを理解した、より深い対話が実現します。
今日から使える!
カスタム指示設定の3ステップ
カスタム指示の強力なメリットを理解したところで、次はいよいよ実践です。
難しく考える必要は全くありません。
今日から始められる簡単な3つのステップで、あなただけのAIアシスタント育成をスタートさせてみてください。
最初のステップは、「自己分析と目的の明確化」です。
あなたがChatGPTに何をさせたいのか、どんな作業を効率化したいのかを具体的に言語化してみましょう。
「SNSの投稿文を生成してほしい」「Pythonのコードレビューをしてほしい」「ビジネスメールの草案を作成してほしい」など、目的が明確であるほど効果的な指示が書けます。
次に、「テンプレートを参考に土台を作ること」が重要です。
この記事で紹介した15の職業別設定例やSNS運用自動化プロンプトは、いわば先人たちの知恵の結晶と言えるでしょう。
まずは自分に最も近いテンプレートをコピー&ペーストし、少しずつ自分流に書き換えていくのが成功への近道です。
最後のステップは、「実践と微調整の繰り返し」に他なりません。
一度設定したら終わりではなく、実際にChatGPTとの対話を重ねながら「もっとこうしてほしい」という点をカスタム指示に追記・修正していくのです。
これはRPGでキャラクターを育てるプロセスと全く同じで、対話という経験値を積ませることでAIは賢くなっていきます。
最初から100点満点の完璧なカスタム指示を目指す必要はありません。
まずは60点くらいの設定でスタートし、対話を通じてAIと一緒に成長していくという意識を持つことが、挫折しないための最も重要なコツです。
カスタム指示を超えて、AIと共に成長する未来へ
本記事を通じて、ChatGPTのカスタム指示がいかに強力なツールであるかをご理解いただけたかと思います。
しかし、これはAI活用のゴールではなく、壮大な冒険の始まりに過ぎません。
カスタム指示を使いこなすことは、AIという名の乗り物を自在に操るための運転免許を取得するようなものです。
これからGPT-5の登場も噂されるなど、AIの進化は留まることを知りません。
数年後には、AIを使いこなせる人材とそうでない人材の間には、埋めがたいほどのスキル格差が生まれている可能性が高いでしょう。
今この瞬間からAIと対話し、AIを育てるスキルを磨き始めることが、未来のあなたにとって最大の自己投資となります。
私自身、偏差値39という学歴コンプレックスを抱えていましたが、SNSというツールを徹底的に活用することで人生を変えることができました。
AIは、かつてのSNS以上に、学歴や経歴に関係なく誰もが活躍できるチャンスを与えてくれる魔法の杖だと確信しています。
大切なのは、その杖を正しく、そして効果的に振る方法を学ぶことです。
この記事を読んだあなたが、カスタム指示という第一歩を踏み出し、AIという最強の相棒と共に新しいキャリアやビジネスを切り拓いていくことを心から願っています。
あなただけの最強AIアシスタントを育て上げ、未来の可能性をその手で掴み取ってください。
もし、AIを使って具体的な収益化を目指したい、再現性のある方法で月10万円といった目標を達成したいとお考えなら、私たちが提供する無料特典がきっとあなたの力になるはずです。
AI活用やSNS運用を実践に移したい方は、無料特典から始めてください。
ChatGPTのカスタム指示に関するよくある質問(FAQ)
ChatGPTのカスタム指示機能について、多くのユーザーが抱く疑問や不安をQ&A形式で分かりやすく解説します。
設定方法から具体的な活用術、さらにはトラブルシューティングまで、網羅的に回答するので参考にしてください。
Q1. カスタム指示は無料版(GPT-3.5)でも使えますか?
はい、カスタム指示は無料版のChatGPT(GPT-3.5)でも問題なく利用可能です。
以前は通常プランであるPlus、Team、Enterpriseユーザー限定の機能でしたが、現在ではすべてのユーザーに開放されています。
これにより、無料版ユーザーでも、あらかじめ自分の役割や求める出力形式をChatGPTに記憶させることが可能になりました。
応答の質を安定させ、毎回同じ指示を入力する手間を大幅に削減できるという大きなメリットを享受できるでしょう。
Q2. カスタム指示と通常のプロンプトの違いは何ですか?
カスタム指示と通常のプロンプトにおける最大の違いは、その「永続性」と「適用範囲」にあります。
通常のプロンプトは、そのチャットセッション内でのみ有効な、一回限りの指示です。
一方で、カスタム指示は一度設定すれば、新しいチャットを開始するたびに自動で適用される点が根本的に異なります。
例えるなら、プロンプトは「その場限りの注文」で、カスタム指示は「お店に覚えてもらう”いつもの好み”」のような関係性です。
この機能のおかげで、思考を中断させずにスムーズな対話が実現します。
Q3. カスタム指示の設定文字数に上限はありますか?
はい、カスタム指示の入力欄には文字数制限が設けられています。
「あなたが誰で、何をしているか」と「ChatGPTにどのように応答してほしいか」の各入力欄で、それぞれ1,500文字までとなっています。
合計で最大3,000文字の情報を設定できる計算になります。
この文字数制限は、自己紹介や役割定義、出力ルールの指定には十分な量と言えるでしょう。
しかし、あまりに複雑で長すぎる指示は、かえってAIの応答を混乱させる可能性もあるため、要点を簡潔にまとめることが活用のコツです。
Q4. 設定したカスタム指示は他の人に見られますか?プライバシーは大丈夫?
カスタム指示に設定した内容が、他のユーザーに直接見られることはありませんのでご安心ください。
この設定はあなた個人のアカウントに紐づいており、プライバシーは保護されています。
ただし、ChatGPTの利用規約に基づき、入力したデータはAIモデルの学習に使用される可能性がある点には注意が必要です。
そのため、個人情報や会社の機密情報をカスタム指示に含めるのは絶対に避けるべきです。
プライバシーに関するリスクを理解した上で、安全な範囲で情報を入力しましょう。
企業の機密情報や個人情報を扱う場合は、入力データがモデル学習に使われない設定が可能なChatGPT TeamやEnterpriseプラン、またはAPI経由での利用を強く推奨します。
セキュリティを最優先に考えた運用を心がけてください。
Q5. PCとスマホアプリでカスタム指示は同期されますか?
はい、カスタム指示は同じOpenAIアカウントでログインしていれば、PCとスマートフォンのアプリ間で自動的に同期されます。
このシームレスな連携は、カスタム指示機能の大きな利点の一つです。
例えば、PCのブラウザ版でカスタム指示を更新すれば、その内容はすぐにスマートフォンのChatGPTアプリにも反映されます。
逆もまた同様で、外出先でスマホから設定を手軽に変更することも可能です。
どのデバイスからアクセスしても一貫した応答品質を保てるため、場所を選ばずに効率的なAI活用が実現します。
Q6. カスタム指示を一時的にオフにする方法はありますか?
はい、カスタム指示は簡単な操作で一時的に無効化できます。
設定画面の下部にある「新しいチャットで有効にする(Enable for new chats)」というトグルスイッチをオフに切り替えるだけです。
この操作により、設定内容は保存されたままで、以降に開始する新しいチャットではカスタム指示が適用されなくなります。
特定のタスクでカスタム指示が不要な場合や、先入観のない素のChatGPTの応答を確認したい場合に非常に便利な機能です。
再度オンにすれば、いつでも保存した設定を呼び出して利用を再開できます。
Q7. 複数のカスタム指示を保存して切り替えることはできますか?
残念ながら、2024年現在の公式機能として、複数のカスタム指示をプロファイルとして保存し、切り替える機能は提供されていません。
保存できるカスタム指示は、1つのOpenAIアカウントにつき1セットのみとなります。
そのため、用途(例:「SNS投稿作成用」「プログラミング相談用」など)に応じて内容を変更したい場合は、その都度手動で設定を書き換える必要があります。
代替案として、よく使うカスタム指示のセットをテキストエディタやメモアプリに保存しておき、必要な時にコピー&ペーストで設定を入れ替えるという方法がおすすめです。
Q8. カスタム指示がうまく機能しない時の対処法は?
カスタム指示が期待通りに機能しない場合、いくつかの原因が考えられます。
もし応答がおかしいと感じたら、以下の対処法を順番に試してみてください。
まず試すべきは、指示内容をよりシンプルで明確に書き換えることです。
曖昧な表現や矛盾した指示が含まれていると、AIが正しく解釈できない場合があります。
箇条書きを使ったり、「〜してください」といった命令形で具体的に指示したりすると、精度が向上することがあります。
次に、一度カスタム指示をオフにしてから再度オンにする、あるいはブラウザのキャッシュをクリアするといった基本的な対処法も有効です。
システムの一時的な不具合が原因である可能性も考えられます。
それでも解決しない場合は、指示の内容を少しずつ変更しながら、どの部分が問題なのかを特定していく地道な検証作業が必要になるでしょう。
カスタム指示のトラブルシューティングは、プロンプトエンジニアリングの練習にもなります。
「AIが理解しやすい指示とは何か」を考えながら試行錯誤することで、ChatGPTをより深く使いこなすスキルが身につくはずです。
Q9. 企業でChatGPTを利用する場合、カスタム指示はどのように活用できますか?
企業やチームでの利用において、カスタム指示は業務の標準化と品質担保に大きく貢献します。
例えば、全社共通の「企業情報」「ブランドガイドライン」「行動規範」などをカスタム指示に設定する活用法が考えられます。
「ChatGPTにどのように応答してほしいか」の欄に、企業の公式なトーン&マナー、専門用語の定義、顧客対応の基本方針などを記述します。
これにより、どの部署の誰が使っても、企業として一貫性のあるアウトプットを生成しやすくなるのです。
また、「あなたが誰で、何をしているか」の欄には事業背景やターゲット顧客層を記述することで、より文脈に沿った的確な回答が期待できます。
Q10. カスタム指示を使うとAPIの料金は変わりますか?
いいえ、カスタム指示の利用がAPIの料金に直接影響を与えることはありません。
カスタム指示は、ChatGPTのWebサイトや公式スマートフォンアプリといった、いわゆる「チャット画面」上でのみ有効な機能です。
API経由でChatGPTモデルを利用する場合、カスタム指示の設定は適用されない仕組みです。
APIでは、リクエストごとに `system` ロール(システムプロンプト)を使ってAIの役割や振る舞いを指示するのが一般的であり、これがカスタム指示と同様の役割を果たします。
したがって、カスタム指示の有無や内容によってAPIの利用料金が変動することはないのでご安心ください。

